ナナヤシキ

冬木における聖杯戦争は終結し、大聖杯も二人の魔術師の手によって解体された。 だが、未だ世界には”奇跡”を望む声が多すぎる。 幾人もの魔術師が新たなる聖杯を産み出そうと足掻く内に、やがて聖杯──”奇跡”という概念そのものが意思を持ち始めた。 ”奇跡”は世界にカタチを成して生まれ落ち、冬木の聖杯戦争を模した夜を作り上げた。 ──永劫の夜(アンリミテッド・ブラック)── 終わらない夜を廻(まわ)す幻想の世界に、”奇跡”は自ら聖杯として降臨する。 ”奇跡”の存在を察知して”永劫の夜”に介入せしは七人の魔術師。 だが彼らの従者として召喚されたのは弓兵や槍兵のような異なるクラスを持つ七人の英霊ではなく、七騎の剣士達だった── 「オレが勝つのは絶対だ。安心しな契約者、明日の朝日を見るのはオレ達だ」 一の剣──”日本武尊”。 「主を守護するのが騎士の努め。何があろうとも、御身は僕がお守りします」 二の剣──”ローラン”。 「ついてませんね、あなたは。よりにもよってこの私を引き当ててしまうだなんて……」 三の剣──”ベイリン”。 「聖杯は我らが掴む。それ以外の結末などあり得ん──いや、この俺が赦さん!」 四の剣──”エル・シド”。 「良いでしょう、そなたの願いを成就させる為の力、ここで存分に振るわせて頂きますわ」 五の剣──”鈴鹿御前”。 「なんだよぉ……眠いんだから後にしろよぉ……」 六の剣──”オジェ・ル・ダノワ”。 「奇跡が形を持つなど、神への冒涜に他なりません!……ん?いや、ある意味で神の御意思なのかも……?」 七の剣──”ジャンヌダルク”。 「余はこの戦いの成り行きを見届けし者、ルーラー。さぁ、今ここに始まりの音を響かせようぞ!反則は断じて認めぬから覚悟せよ!」 そして番外の監督者──ルーラーこと”ソロモン”。 今まさに、終わらぬ夜が始まろうとしていた── 【Fate/Sword dancers】 公開予定なんて、あるわけない
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こ、こいつが希望から絶望になるってやつですかい…… 一瞬だけ「お? 新作?」っとなった自分←
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あ、それは違うやつですw
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