【コメント】

プリンと懐中時計

宣伝されたので少し読んでみました。まだ20頁程ですが、いくつか気になった点が有るので書かせていただきます。まず、他の方も指摘されていますが登場人物紹介についてです。各キャラにつきせめて一・二文程度は記述されていないと、キャラ設定と名前の関連付けが出来ないため現状では用を成しません。特別な理由が無いのであれば、加筆か削除を行った方が良いでしょう。次にプロローグですが、導入としては冗長に感じました。チープさを演出するために、敢えて無意味で冗長な説明を入れる技法も考えられはしますが、これはギャグよりの極めてライトなファンタジー作品で用いるべきものであり、この作品にはそぐいません。その後の流れを見るに、無理に最初から世界全体の設定を語る必要は感じられないため、完全に設定資料として分けてしまうか、キラーという魔物と資源目当てにそれを狩るハンターが存在すると言った、必要最低限の設定のみを主人公のモノローグとして語り、それ以外の詳細な設定は必要になる度にその都度説明すると言った方法が考えられます。ただし、基本的に公開済みの本文を修正する行為は余り好ましくない為、こちらを修正する場合には注意してください。最後に、"キラー"という名称ですが、この名称である意味が見いだせず、無理に独自色を出そうとして失敗している感が有ります。これに関しては結局のところ好みの問題なのですが、気になる人もいる、と言うのは念頭に置いて置いても良いでしょう。全体としては異世界喫茶店経営物として上手くまとまっているものの、前述した残念な点が冒頭に集中しているため、本文に入る前に読むのを止められる可能性が有ります。

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