IROAS

名前だけで誰がどの季節の神様かわかるところや、ページ数の割にはテンポ良く読めるところ、最後に読者に想像をさせる余地のあるオチのつけかたなどが、素敵な作品だなと思いました。 ただ描写が少なめだったので、誰が話しているのかわかりにくかったり、誰に向かって話しているのかわかりにくかったり、感情移入が出来にくい部分などがありました。 最初に出てきたのが桜風だったので、四人の中でも彼女が中心かと思いましたが、最後はフレイムで終わっているので、あれ?主人公は??となってしまいます。 当然全員が主人公だと思いますし、一人一人の登場人物を大切にされていることは尊敬していますが、誰かにある程度焦点を当てないと、読者としては感情移入はしにくいかなと思います。 また、季節という点で見ると、テーマがとてもわかりやすくて読む側としては嬉しかったです。 ギャグということで肩の力を抜いて読めました。 ただギャグにしてしまった影響か、神々の話題に一つも季節に関するものがなかったのがもったいなかったです。 あくまでわたしなら、の場合ですが、桜風の金髪に対してスノウが面白い癖を披露してくれる場面がありますがその場面を、桜風の服に桜が描かれていて、それをスノウが見ると、春を感じて溶けてしまうとか、そんな感じにするかもしれません。

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