ナナヤシキ

『なぁ知ってる?旧校舎の噂』 最初にその話を持ち出したシゲルのことを、俺は金輪際一生許さない。 『あの校舎、今年で取り壊されるんだけど、どうにもな……“出る”らしいんだよ』 確かに旧校舎の噂はよく耳にしていたけど、特段興味はなかったのに。 『なあなあ。高校最後の夏なんだし、今日の夜、肝試ししに行かね?』 ──全部、シゲルのせいだ。 シゲルがあんな提案さえしなければ、俺は平和に卒業式を迎えられたのに! ………… ……… …… … 「この校舎が取り壊されてしまうのは、あなたも知ってる?」 「……ああ」 「そう。ところであなたに頼みがあるのだけど、聞いてくれるかしら?」 「断ったら?」 「私の“呪い”で死んじゃうわ」 「ふざけてる……」 「仕方ないでしょう。あなたもお友達みたいにさっさと逃げれば良かったのに、気絶なんてしてしまうから」 「笑うな!……で、頼みって何なんだよ」 「引き受けてくれるのね!やっぱり私の見込んだ通りだわ♪」 「…………」 「目線で急かさないでほしいわ。こほん、それで、頼みっていうのはね────」 あの“肝試し”の日……信じられないことに、俺は幽霊に出会った。 黒いセーラー服を着た、人をおちょくるような笑みを絶やさない女の子の幽霊。 不幸にも出会い、言葉を交わしてしまったお陰で、「逃げられないように」と俺は呪いをかけられた。 例年通り平凡に終わるかと思われた高校最後の夏休みは、こうして波乱の様相を呈して幕を開ける。 彼女──“彩花”と名乗る幽霊と過ごす夏は破茶滅茶で、非常識で……だけどきっと、一生忘れられない日々を俺に残していった。 「────この校舎の取り壊しをやめさせてほしいの。それができたら、あなたにかけた呪いを解いてあげる」 七月の終わり。 まだまだ夏は始まったばかり── 【夏の桜】 公開なんてなぁ!できるわきゃねええええだろおおおお!!(御大将) 単に幽霊モノのギャルゲーとかを探してるだけです(・´ω・`)←
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お初でコメントさせていただきます… そして無礼なお言葉が出るかも知れませんがお許し願います ださねぇのかよ!! はい、いつも通りの俺に戻ります(笑) 1人突っ込みを入れ1人で悔しがっていました、なぜかと言いますと何か突っ込んじゃいけないような感じがしたので…(笑) ギャルげーっすか……見つかると良いですね…そして見つかったら俺にもしょうかケフンゲフン紹介して下さい(笑) そして最後に……公開…楽しみにしてますよ? (`・ω・´)

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