赤城道三

こんにちは。この度はご依頼ありがとうございます。 以下の点に纏めて批評致しました。参考程度にどうぞ。 (電子書籍大賞応募作品ということで、辛辣寄りに批評しています) 【ドラマ】 ・科学と魔法が混合した世界、というのは興味を惹かれる設定 ・章が変わる度に一人称が変わるので、読者様に把握して頂けるような配慮が必要 ・序盤から多くの人物が出てきており、多数のドラマを展開していることには好感が持てる。しかし逆を取れば人物の説明が足りず、混乱をもたらすこともしばしば。 【スタイル】 ・一人称。章が変わる度に人物が変わるので、その人物の心理描写が分かるようになっている。この手法は秀逸。 ・しかし風景・背景描写が乏しい。これは一人称の難敵でもあるが、人物の視覚・嗅覚・聴覚、さらには回想などを工夫することで補える 【フィロソフィー】 ・ギフトで疎まれた少年少女達と、また過去のパーティーの葛藤。見事、の一言に尽きる。 【総評】 惜しい。所々に見られる描写の欠乏と説明不足が足を引っ張っている。またラノベにありがちな勢いだけで筆を走らせてしまっている場面も見られる。その所為で誤字脱字が目立つ。特に魔術とギフトの説明に幻滅。『不思議現象なあれ』とは、読者様を馬鹿にしているとしか思えない。ギフトも『凄惨なイジメ』を受ける対象としては、あまりにも危機感が伝わる描写がされていない。嫉妬=いじめというのはあまりにも短絡過ぎではないだろうか。 しかし世界観とストーリーの展開はとても素晴らしかった。一日で100ページ近く読んだにも関わらず、まったく疲れを感じずに楽しめたのもこの物語の魅力だろう。 この小説は磨けば磨くほど光る作品。作者様には読者様になった心意気で執筆を続け、よりクオリティを高めていって欲しいと思う。 最後に誤字脱字を報告。 P.6 一人称が僕から俺に。 P.11 。の数が一つ多い P.21 減少→現象
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レビュー依頼受けて頂き、ありがとうございました! 詳細かつ丁寧なレビューと指摘がありがた過ぎて本当に嬉しいです。 まだまだ未熟な点だらけなんで、このレビュー見ながら修正いれていきたいと思います! 本当にありがとうございました!

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