赤城道三

ご依頼ありがとうございます。 以下の点に纏めて批評致しました。参考程度にどうぞ。 【ドラマ】 ・日常と近い、それでいて少し日常とは違う……そんな社会人の物語。なかなか斬新な設定。 ・しかし文章力の無さで全てが無駄になっている。一人称と台詞書きの混合、乏しい描写、小説を書く上でのルールの無視etc。 【スタイル】 ・描写が皆無に等しい。 ・『…』の使い方や()の使い方など、基礎的な小説の使い方が成っていない。 ・擬音語の多用はあまり好ましくない。しかしコメディ面を重視するのであれば問題はない。 ・改行の多さは読みやすいように工夫したものだと思うが、逆効果。見辛いことこの上ない。 【フィロソフィー】 該当なし 【総評】 まずは文章力を高めることが重要。 次にこの作品は青春カテゴリーには相応しくない。『青春・友情』の意味の捉え方は人それぞれだが、明らかにコメディ寄りな文体と展開はこのカテゴリーを好む読者にとっては不快に思われるかもしれない。またこの作品を通じて作者が読者に伝えたいこと、いわゆる小説の最も重要な『テーマ』と『フィロソフィー』が感じられない。これはもはや小説とは言えない。プロットを組んでいない証拠でもある。 全体的に酷評となってしまったが、コメディ面では不覚ながらも笑ってしまったところが多々ある。作者にはそちらの才能があると考えている。 最後に小説を書く上でのアドバイスを記述する。 1.プロットは必ず組むこと。自分が読者に伝えたいことを決め、その『テーマ』を中枢にして構造を立てること。 2.基礎的な小説の書き方を学ぶこと。読書をして名高い著者の文体を真似するのも良し。 3.ページを第三者に見せてもらうか、客観的になって何度も読み返すこと。

この投稿に対するコメントはありません