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N.k
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2013/4/17 16:10
>>続き 「雨上がってよかったね」 必ず、私の前で立ち止まり、声をかけてくれます。 「今日、図書室で図鑑見たけど、君はどこにも見当たらなかったよ」 私も、この躯の名を知らないのです。何処からか運ばれて、目を覚ました時には、此処に居たのだから。 「まなみ、何してるの、こんな所で」 「あ、ママ、お花みてたんだよ。ねぇ、ママ、このお花、何て名前なの?」 「うーん…、ママにもわからないなぁ」 小さくしなやかな手が私をくすぐる。 「ねぇ、摘んで帰ってもいい?」 「ダメです。お花も生きてるんだから、可哀相でしょ。さ、帰るわよ」 「はーい……、お花さん、バイバイ」 長く伸びた影が、まだ此処に居たいと言っているようでした。 有り難う、という声が届かないのが残念です。 同じ姿であったなら、どんなによかったか、そう思うと、心は切なく軋みます。 私は、口も聞けぬ道端に根を降ろした花です。 いつ踏まれてもおかしくはない、危うい場所にいるけれど、心配しないで。 時の流れと共に朽ちていくのが、私の運命です。 けれどもし、運命が尽きる前にその日が来るのなら、誰の手でもなく、あなたの手で。 それまでもう少し、私は此処に居ます。 あなたに会える毎日を、楽しみにしています。 いつ終わりが来ても後悔しないように、その一瞬を、焼き付けましょう。 あなたが、いつ心変わりしても、恨み言を言ったりしません。 この声は、決してあなたに届きはしないけど、一つだけ、お願いがあるのです。 朽ちてしまう前に、その手の中で。 この躯を手折るのは、是非、あなたの手で。 伝わることのない想いが風に掠われて、一日はこうして終わってゆきます。 処女作(爆)つまらねぇ_| ̄|○ 酷い(p>д<q) 2006年の初夏に書いたものらしいです(-""-;)わざわざ新規作成して載っけるまでもねぇww
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豆板醤
4/17 16:28
いや………… 感動した(゚Д゚)✨✨✨✨ 流れる雲のような、そよ風のような… 切なさと美しさを感じました…φ(・ω・`)
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N.k
4/17 16:31
(@ ̄□ ̄@;)!!勿体ない言葉です~(f´・ω・`? 他サイトにぶん投げたお話です(ノ_・。) でも、ありがとうございますm(__)m
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