秋翼

「隻眼の少女」を読了しました。 感想としては、 この小説の物語の根本は、いわば「藪の中」です。 明かなトリックの欠陥。 回収されていない、いくつもの伏線。 動機の疑問。 「I」さんについて、納得できる説明がない。 はっきりいうと、上記のことのせいで真犯人がラストに言う、内容の真実性を感じませんでした。 うすら寒い芝居を、キャラ皆が、真剣に観ているところを読んでいた私は、吐き気を催しました。 ……私は、恐らく、暗躍した人物が別にいるのでは、と考えます。 娘なのか、主人公なのか、または……。 そして、真相は……。 この考えは、おそろしく、すべてを、破壊して、ラストの幸せを、さえも、壊すものですが、恐らく、著者がそうすることを、望んでいるのでしょう。 私は、考えます。考えます。考えます。

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