かえで

無事完結となったという事で、僭越ながらレビューさせていただきます。 まずこの小説において非常に面白い点は、他の方もおっしゃられているように主人公の立ち位置だと思います。 自らが率先して戦うような所謂前衛ポジションでは無く、回復魔法専門の僧侶という完全な後衛ポジション。 しかも回復魔法に特化したせいで攻撃魔法が使えないために、戦闘での攻撃には参加できないというオマケ付き。 そのため戦闘における主人公の行動は限られる事になるのですが、それを逆手にとって他のキャラクター達の動きを観察・解説している事によって戦闘の描写が非常にわかりやすく、一人のキャラクターよる一方的な展開になる事が無く飽きる事が無い。 また一人称視点という書き方の特色である地の文での主人公の感情描写。 これが終始通して非常に絶妙だと思います。 ただこれについてはボクがここで書くよりも、実際に読んでくださった方が理解できると思いますので省略させてもらいます← 正直上手く書き表せる気がしないので…… さて、これまで書いた事以外にも物語の展開の仕方や、それを盛り上げる素晴らしい脇役達についてもいろいろと書きたい事はありますが……ここらで締めさせていただきたいと思います。 全部書いていたら絶対に文字数制限を軽く越えちゃいますので…… とにかくいろいろと書かせていただきましたが、ボクが言いたい事は一つ。 本作品をまだ読んでいない方、一度でもいいので目を通してみてください。 絶対に後悔はしないと保証いたします。 以上!!
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