続きです。 まず、本当の意味での客体である生き残ったクラスメイト、羽柴さんが、クラスと金沢さんを嗤うことで、金沢さんの芸術は無価値な物へと貶められ、一度はそれが決着であるかのように見えます。 ですが更にその後、何と金沢さんが一命を取り留めてしまいます。 そして、委員長のお腹というギャグでしかありえないアイテムと 「わあ、こんな中毒性抜群のお腹にされたら二度と切腹出来ないじゃん!!」という軽いセリフとともに、あっさりと死ぬことを諦めてしまいます。 安直ではありますがやはり「死」というのは終結の一つの定型です。 それをギャグで破壊してしまうということはつまり、ここまでの物語の全否定
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