芹香さんがこの作品を「少女漫画のように」と思って作られたなら成功していると思います。 ただ、小説としてと考えると、もう少し描写が欲しいと思うところ。欲張りですみません。 たとえば、心理描写は奈々瀬ちゃんの直接的な感情が主だったと思うのですが、それを風景の見え方やちょっとした動作に落とし込んで、尚且つ直接表現しないで読者に想像させるようにすると、より深みが出るような気がしました。 あとラスト付近の泉水くんのセリフがいかにも少女漫画のようで、ちょっと「おお……」と戸惑ってしまいました。漫画だとそこまでのセリフもありなのですが、小説としてだとちょっと盛り上がりすぎのように感じてしまいます。 つづきま
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ただ、それも込みで「狙っていた」と言われればそこまでのことですし、そういう作品だと考えれば完成度はかなり高いと思います。 何より読みやすく、のめり込むように一気に読みました。 あくまで小説として考えた時の個人の感想になりますので、あまりお気になさらずに。 辛口ということで絞り出しましたが、最初に思った感想は「面白かった」でした。 もしかしたら芹香さんの別作品では違った書き方をしているかもしれませんので、また読みに伺いたいです。 素敵な作品をありがとうございます!
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すみません、菜々瀬ちゃん、でした。申し訳ありません。
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