「崎さん、みかんさんからのお便りのこと聞きましたか?嬉しいですね。素直に嬉しい」 「嬉しいですけど、一寸不満です」 「え?何が?」 「だって、やっぱり夏生さんってとこ。僕の方が全然早く玲人さんともキラさんとも知り合ってるのに、主人公、僕でよくないですか?」 「ああ、そこね」 「夏生さんってホントイラッとさせますね」 「すみません」 「別に、光留さんに謝って貰っても…あ、なんか、更にイラッとした」 「俺としては、時の雫を凌駕してるつもりですけどね。謎解きは続きそうだし、ほら、チョコドームで機嫌直して、みかんさんにお礼言って下さい」 「また、食べ物で人をなだめようとして。えー、みかんさん、これから
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