14ページの最後の一行を気に入って頂いて、うれしいです。でも、唐突すぎませんでしたか? 社長と専務が、きょうだいとしては嫌い合っているという設定があったのですが、それをもっと強く書けばよかったのかもしれません。 この物語は、家族、学校、会社といった普通の共同体から疎外された人たちが肩寄せ合う場所を人工的に作るという話です。嫌いでも、肌が合わなくても、一人よりは二人がいい。世界のなかで一人で「存る」ことは、とても怖くて寒くて悲しいことです。
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