禁忌感と孤独感に身悶えながら、その痛みと切なさに涙し続けてしまうお話でした。 とにかく主人公である蓮水君のギリギリの危うさが心を揺さぶり続けました。 蓮水君が行動を起こせば起こすほど、どんどん孤立していき彼の中に寂しさが蓄積されていく。 ただ幸せになりたい、したいと願っているだけなのに。 果たして、そんな彼が弟に対してしたことは正しいのか…倫理的には許されざること…なのかもしれない。けれど、誰がそれを否定できるのか。そう思ってしまうほどの狂おしく痛々しいほどの孤独と愛情を蓮水君から感じてしまいます。 幼い頃の発熱で心身に後遺症が残ってしまった弟。 身請け人の秘書であり何かと世話をやいてく
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あーるさんのお言葉はいつも私をしあわせにしてくれる。 あーるさん、素敵なレビューありがとうございます!! れんげ畑やビー玉がまさかあーるさんの幼少期とリンクするとは! 驚きました。 私は都会と田舎の中間ぐらいのとこに住んでおりますので、少し車を走らせれば田んぼが広がっているんですよね。たぶん、今年の春もれんげの花が見れるのではないかなと思っています。 蓮水と蓮華と飯岡。この三人の物語に最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました。 最初にぼんやりと考えていたのはこんな話ではなかったのですが(笑)それでも彼らなりのゴールまで書けたこと、ホッとしています。 まさか飯岡がこんなにキーマ
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