啓太の「ゼーゼー」はあり得ません。どんなに走っても、人間が「ゼーゼー」という言葉を発することはないからです。荒い息遣いは地の文で描写しましょう。 路子の「ぷっくー」も同様です。  漫画のコマの中で使われるような擬音語や擬態語を、小説の登場人物のセリフとして書いてはいけません。「漫画っぽくて面白い」とは多分誰も思いません。漫画のように書けばコメディになるわけではありません。

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