私も執筆をしながら統計を取っていたのですが、どうやら読者は、約2万字までの間に物語の起承転結、いわば『ひとつの事件の解決』を望んでいる傾向にあるようです。実際小説投稿サイトでも、「1話の文字数4千字まで、全5話まで(=最大2万字)で、『長編作品の中のひとつめの事件や最初のボスを倒すような展開を執筆して、読者が続きを読みたくなるような読み切り短編』」の募集がされているものがあるほどです。 これをふまえまして、第二幕までを見てみますと、 次々と問題が立ちはだかる展開 →◎ 何一つ問題は解決していない →△ というような評価になります。起承転結の『転』がなく、起承承承……と続いてしまっている印象で
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●主人公ふたりの惹かれ合う過程について はじめにぶっちゃけますと、ここから文字数がどうのこうのと細かいことはなしにさせていただきます。和宮が家茂と対面したシーンから、格段にストーリーが面白くなっていくからです。ふたりの物語に読み手としても没入するので、細かいことはどうでもよくなって夢中でページをめくるんですね。 和宮と家茂の初対面は最悪なものでしたが、たがいに誤解があったことを知り、それぞれに想い人がいたことを思いやって徐々に言葉を交わすようになるシーンは純粋で初々しく、それまで殺伐とした物語の雰囲気にさらされていた読み手の心をも洗うようでした。ここにきてはじめて「ほっとした」とでも言いまし
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命を脅かされたわけですから、家茂が必死になって駆けつける理由としても、意地っ張りな和宮が本音を吐露する理由としても、妥当なものではないでしょうか。この事件をへて、和宮を溺愛するようになる家茂、そんな家茂にたじたじな和宮という構図が出来上がり、和宮LOVE勢として真っ逆さまにころげ落ちていく家茂をたいへん美味しく頂かせておりました。家茂自身も再三言っているように柊和のことは彼の中で決着していましたし、柊和の件を受けて、悲劇をくり返さないためにも家茂が矢面に立って和宮を守ろうとするさまは、無理矢理ではないと感じました。 人体に害のあるキノコを和宮の食事に混ぜるよう指示したわけですから、熾仁の器も
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返信が遅れまして、すみません! この度はお忙しい中、こんなにも詳細なアドバイス、ご感想下さいまして、誠にありがとうございます。 ◆冒頭、テンポについて 出だしはまあまあ、のようで、ひとまずホッとしました。 問題は、そのあとのテンポですね……刺激と『スカッとする展開』か……ううん(悩)。 とにかく何かしら、改稿をしたい所ですが、後々のラブラブ展開の為、どの辺まで書いてどこをカットするか、という話になりそうです;; というのも、ご指摘ありましたパートに関しての出来事的には、殆ど史実通りだからです(細かいエピソードや、キャラの脚色に関しては置いておいて……史実に沿うと、スカッと展開は少々難しい
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追記。 トピックのほうに書き忘れたので……二周もして頂けたなんて! 本当にありがとうございます! あと、800字前後/一ページ、で合ってますΣd(`・ω・´)
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