【主人公について】  あらすじの補足では、主人公は究極の方向音痴とある。  自分にとってはあまり他人事とは思えない。さっそく迷っているようだが、意外と地図アプリは分かり辛いものだ。方向音痴の人にとってはなおさら。  しかも、方向音痴特有の『こっちかな』に笑う。  方向音痴の人は地図を確認しても、なんとなく勘で動いてしまうものだ。結果、違うところへいってしまうのである。とても親近感の湧く主人公である。  見目はよく、方向音痴で、謎めいた人物であるというのが主人公に対しての初めの印象。  これからどのようにその印象が変わっていくだろうか?  そこも見どころの一つだと思われる。 【物語について】
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【物語のみどころ】  タグにブロマンスとあるが、主人公の容姿はどちらかというと女性に好まれるというよりはBL向けの印象を持つ。彼の仕草も、どことなく色香を感じさせる。よって女性向けの物語という印象を持った。  あやかしと彼らについて。  段々と主人公と『彼』の状況の違いというのが明かされていくのが面白いと感じた。  初めは主人公と同じものが視えているのだろうか? と思うのだが、それがどうやら違うと分かった時、彼らはどのようにして協力関係になるのだろうと好奇心が刺激される。  小タイトルのつけ方にも工夫がなされていると思う。 『今日の京都は○○』と続き、統一されているのだ。つまり、タイトルの

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