西浦夕緋 様 1日1ページの遅読で申し訳ありませんでしたが、最後まで拝読させてていただきました。宗教的な内容を想像しておりましたが、時代や空間的に幻惑されるようでした。夏朗を中心にして、良心や背徳、欺瞞、劣情、慈悲、悲嘆、愛情など様々な感情を持った登場人物が折り重なって、常に張り詰めた感じを受けました。時に、清々しくもあり、耽美的でもあり、官能的でもありその重厚な物語を味わいながらページをめくりました。夏朗の謎めく行動から、最後まで闇の存在であると思っていましたので、終盤からラストにかけての展開は意外で、それが私にとっても救われる思いがしました。闇と光の混沌とした物語でしたが、毎ページ驚悸し
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