誠意やまごころの技術はね、いくつか例があるんだけど、とりあえず一つあげるとね。 読者を信じること。 これは、たとえば『賭博雷同』で言うと、そのものの説明をどうするかなんだよ。 読者が分からないだろうと、1から10まで説明するのは、読者を信じてない証。 小説というのは、タイトルやジャンルなんかでかなり振り分けられていて、公募のような玉石混交でも、一定の条件下でやってる。 くどくど説明されると、読者が無知だと暗に言っているようで、分からなくても読めてしまう雰囲気を作るのが誠意だと思う。 『賭博雷同』は、ギャンブル知らない人は分からないコトが多いけど、くどくど説明しないで読者を信じてたと思ったの
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