はい、養子縁組に関しては極めて慎重な議論が必要と思います。 父もかつては、その仕事場で多くの職人を抱えた、そして長兄の私に跡を継がせるんだっていう昔気質の人でしたが、今は、そういう家に限って私のような事情(私は性別、性自認に男性で、それとは別の事情が複雑に絡み合っているんですが)を抱えた子供が生まれてしまった宿命にただじっと耐えています。 そのためにいずれ仕事場を畳まねばならないことも。 今はその父の背中を見ています。うちは、そういう家なのです。

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