返信ありがとうございます。  そうですか、何と、作者的には、 透は哀切な存在というよりごく当たり前の感性の人物、 ということなのですね。  何だか救われます。  それに、私の受け止めとしては、 あの塀の中だからこそ透は濃密な想いを知った、 初めての感情を知ったとも言え、 それも救いではあるのですよね。  とはいえ私という人間は即物的であろうとする人間で、 (繊細な感情が辛過ぎて数周まわって、最後、 敢えて即物的で居ようと思ってしまう) もし自分があの中の透や朔であっても、 社会、世間に恨み、辛みを抱いて、不平不満いっぱいで、 閉じ込められて暮らしたと思います。  ああいう特殊な場所だからこそ
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