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如月 康志
11/17 22:32
⑤ なんだろう? そんな事を思いつつ足を進めると、目の前には大きくてつぶらな瞳が二対あった。身体は明るいところとやや赤いところもあるけれど、全体は茶色の毛に覆われている。 「うわっ! 鹿だ! しかもつがいの! かわいい〜!!」 汐那姉ちゃんが声を高くしてそう言うと、鹿は一度高くジャンプしてから、もっと山奥へと消えていった。 野生の鹿なんて初めて見たよ!めっちゃかわいい! 鹿が去った後をぼぅっと見ながら、ため息混じりに、 「なんかいいことありそうね〜!」 そう言う汐那姉ちゃんを見ていると、こういう冒険もありだなって思えた。 ふと周囲を見てみると、銀杏や楓だけではなく、桜の木の紅葉がと
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