story…1

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なんやかんやで時間は過ぎて もう帰る時間です 僕が席を立った瞬間 教室のドアが開いた 蜜柑「…椿さん?」 椿は僕の所まで来ると また僕を抱きしめた 椿「一緒…帰る」 蜜柑「あ…はい 帰りましょ」ニコ 椿は僕から離れたかと 思うと僕の手を握って 歩き始めた 蜜柑「つッばきさん!」 椿「……敬語」 敬語? 蜜柑「嫌なんですか?」 椿はコクンと頷く 蜜柑「でも先輩ですし」 椿「嫌だ…や蜜柑」 椿はショボンとしている 椿ってなんか… 大型犬みたい… 蜜柑「…わかったよ椿」 僕がそお言うと 椿は嬉しそうに笑った 蜜柑「ほら行こ? 椿部屋は何号室??」 僕達が通ってる学校は 全寮制の学校なんだ 椿「……最上階」 最上階!?? 蜜柑「そっか…じゃあ 結構離れてるね」 椿「…蜜柑も…最上階」 蜜柑「えぇ!? いや僕は2階だったはず」 椿「…上に移動」 上に移動…そんな事 あるんだ… 蜜柑「じゃあ部屋 近いといいね」ニコ 椿「部屋…一緒」 蜜柑「椿と同室?」 椿はコクンと頷く 蜜柑「そっか…じゃあ ずっと一緒だね」ニコ 椿は嬉しそうに頷いた 椿と同室か… なんか…嬉しい  
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