第3話

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え、ちょっと待って……… 嫌な予感と冷や汗が止まらない。 奥から出て来たのはタオルで手をふいてる海原。 な、何してんのよ!? 「う、海原!?」 「ちょっと彩香!呼び捨てするならファーストネームで呼びなさい!」 驚いてるあたしとは反対に、のほほんとしてる海原。 なんでお母さんこいつの事知ってんの? なんでこんなに馴染んでんのォォォォ!? 「彩香、なんでお母さんに連絡しなかったの?海原くんがうちに泊まる事」 「だ、だって」 向かいに腰を下ろすと、お母さんはニコニコしてる。 「別にお母さん怒らないわよ?こんなカッコいい人が泊まるなんて反対するわけないじゃない♪」 キラキラした笑顔で話すお母さん。 ……この面食いめっ!海原の事、気に入ったわね!? 「本当に勝手な事してすいませんでした」 海原が頭を下げると、慌てて頭を上げさせる母。 「全然大丈夫!いっその事、ここに住んじゃいなさい!」 ん? 今なんと?
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