第六章~キロボグラード決戦~

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帝国軍最大の物資集積所が壊滅的な打撃を受けた。 物資集積所が壊滅した事によって、各地の帝国軍基地で物資不足に陥っていた。 連合軍の猛攻によって、帝国軍は敗退を繰り返した。 そして帝国軍は、キロボグラード要塞に集結しようとしていた。 〔5月5日。キシニョフ市郊外。連合軍基地〕 いつものように薄暗い部屋の中に、いつものメンバーがいた。 「これよりキロボグラード要塞攻略作戦を開始する。帝国軍の部隊が、ここに集結しているため守りは強固なはずだ。気を引き締めて掛れ。」 この戦いに連合軍が勝利すれば、戦争を有利に進める事が出来る。いや、もはやこの戦争は連合軍の勝利を確実な物にする事が出来るであろう。 いつものように、俺は隊員達の待つ宿舎に戻った。 〔5月6日0923時。キロボグラード要塞付近〕 米軍、フランス軍、イギリス軍、三国連合軍の大部隊がキロボグラード要塞に向け進撃を開始していた。 三国合わせて10万人の兵士が動員された。 「人がいっぱいだ~。」 シンディが独り言を言い出す。 その時、キロボグラード要塞から敵の砲撃が開始された。 「前進!突き進め~!!怯むな~!」 師団長が大きな声で叫んでいた。 近くを移動していた戦車に敵の砲弾が命中し、大爆発した。 破片が飛び散り、近くの戦車に命中、金属音が鳴り響いた。 連合軍は、怯む事なくキロボグラード要塞に向け移動を続けた。
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