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シルヴァはタイラに様々な質問を投げかけた。
まずは、家柄。
タイラは、「ガーランド家だよ。」
ただ、その一言しか言わなかった。
アルカディア最高の戦士を皆が知らぬ訳もなく、シルヴァは一瞬驚愕したが、すぐに平静を取り戻した。
「じゃあ、タイラも強いの?」
強いのかな?解らないや。
皆の基準が解らない。
父さんとしか戦り合ってしかいなから…。
「…わからない。
だけど………多分強いよ!」
タイラは平然と言い切った。
いや、言わざるを得なかった。
父と共に修行を行い、血を吐き、身を壊した日々を忘れていないからだ。
シルヴァは唖然とした。
自身を強いと、大勢の前で…
更には、貴族達…
それも大貴族の子供がいるなかで、稟とした態度で言われたからだ。
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