事件
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相変わらず体が重くて起き上がる事が出来ない。 微かな明かりで薄暗く照らされた天井を見つめたまま、深呼吸にも似た大きなため息をつく。 しばらくすると新聞を配り終えたのか、カブのエンジン音は遠くへと消えていき、外からは何も聞こえなくなった。 いや、かすかに雨が道を打つ音が聞こえる。 今日も雨か。。
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