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そんな疑問を浮かべつつも、仕方なくマナはため息をついてロードに答えた。
「いいけれど、本当にちょっとだけだからね;;」
そう、宿題は自分でやらなければダメなんだから。
(って私は親か;;;)
ロード「へへへ、ありがとー♪やっぱりマナ大好きぃ」
「はぁ……;;」
苦笑いを浮かべてマナは困ったように首を傾げた。
(こんな場所で宿題か…;;;)
そんな事を思っていると、ロードの頭を誰かがコツンと小突いた。
男「ロード、そんくらいにしておけって……千年公に怒られるぞ」
ロード「なんだよぉー、千年公はボクに怒ったりなんてしないもん」
男「あっそ、で?……もーいい?」
ロードに話しかけてきたのは長身の色男……
でもなんだか見た事があるような気がする。それに記憶にあるような香水の香り。
ロード「ティッキーの意地悪ー、ボクだってマナと遊びたいんだよぉ?」
「ティッキー?」
その名前にマナは目を丸くして「ティッキー」と呼ばれた男に視線を向けた。
(珍しい名前もあるもんなんだなぁ…とても変わった名前)
男「なんか勘違いしてるかもしれねぇけど…俺はそんな名前じゃねぇぞ;;;」
男は苦笑いを浮かべてマナを見下ろすと、困ったようにため息をついた。
ロード「ぷっ…超傑作ーっ///」
男「お前が変な呼び方するからだろ……;;;」
ロード「いいじゃんー、ティッキーなんだしぃ」
「………;;;」
呆然とするマナの隣で笑うロード……
この2人を見ているとなんだかコントを見ているような気がした。
すると、突然男はマナに視線を向けて口を開いた。
男「お前、俺の名前くらいちゃんと覚えてるだろ…?」
「え…名前?;;;」
いきなりこの人は何を言ってるのだろうとマナは不思議そうに顔を歪めた。
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