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イーズ「……知り合い。」
するとイーズはティキとマナの間に立つと2人と手を繋ぐ。
必然的に3人が手で繋がった状態になるとティキもマナも不思議そうな顔でイーズを見下ろした。
ティキ・マナ「……?」
イーズ「ティキもマナも……大好き」
優しく2人を見上げてイーズは微笑んだ。
ティキ「……そりゃ、よかった」
イーズの頭をワシャワシャとティキは撫でると、マナに向かってニッコリと笑顔を向けてきた。
ティキ「お前、今から時間あるか?」
「ぇ、時間……ある、けど?」
マナの答えにティキは安堵したように「そうか…」と答え、手を3人繋いだまま歩き出した。
時間は、あるけれど……一体何処に行こうと言うのだろうか?
「え……何処に行くの?;;;」
ティキ「んー……まぁ、着くまでのお楽しみってところだな。」
妙に意味深なティキの言葉に少しだけ不安を覚えつつも、イーズに視線を向ければイーズは楽しそうに笑いかけてくれた。
「そういえば……」
マナはそう言いかけて言葉を詰まらせてしまった。
(ティキとイーズってどんな関係なんだろう……)
ティキ「……どうした?」
「あ─…………」
そう思ったはいいけれど、どう聞いたらいいのかわからない。
ティキって子持ち?なんて直球過ぎるだろうし……
「………なんでも……ないです、ははは;;;」
軽く笑って流せば、ティキは「?」を浮かべて首を傾げた。
ティキ「なんだよ……変な奴。」
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