第03夜【1人の少年と1人の…】

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そして…… イーズ「マナ……ダンスって?」 目を丸くさせて首を傾げるそのイーズの姿にティキもマナも思わず顔を赤くさせた。 (……可愛いっ///) けれど、実際の所イーズにどんな風に説明すればいいのだろう? イーズ「マナ……ティキにいつ教えてもらったの?」 子供はどんな事にも興味や疑問を抱くらしく、その質問に2人は敏感に反応した。 「あーっと……それはね。」 ティキ「随分昔の事だからなぁ、俺もこいつも忘れちまったんだ…悪いなイーズ…」 マナの言葉を遮るように、ティキはそう言うとイーズの頭をポンポンと撫でた。 「………?」 ティキにダンスを教えてもらったのはあの舞踏会の日…… その事をイーズに話したらいけないのだろうか? 困惑した様子で首を傾げたマナだったけれどティキと目が合った瞬間にティキは小声で声をかけてきた。 ティキ「あれ、イーズ達には秘密でやってる仕事なんだよ…だから内緒な?」 (内緒って…;;;) 疑問に思いつつも、マナは黙ったまま頷くしかなかった。 .
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