土曜日のこと…

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『ごめんなさい』 頭を下げた。 人生で初めて友達に頭を下げたアタシ。 『ケイコ、メグミ、ごめん。 悪いとこ直すから。』 ケイコとメグミは 『いいよー』 と言って帰っていった。 今思うと 奇行だ… あたしゃ、何をしやがったんじゃ! でも 正解だったと思う。 みんなから言われた言葉を思い出す… 『バカ』『ブス』 アタシは誓った… 絶対に 手芸部のやつらより偏差値の高い高校にいってやる! みんなが憧れるあの高校に…! 絶対にかわいくなってやる! …一重ですが! 当時の私は 頭が悪すぎて…ってかぁ自由人故に…?! 学年で300人くらいいたなかで テストの順位が 280位以下だった… みんなが憧れる高校は超偏差値高い進学校。 学区内で2番目に偏差値よかったね。 だから 280位のアタシの偏差値じゃ到底ムリ… しかし! バカでよかった! バカは怖いもの知らずだ! 『絶対いける!』 その日から アタシの 勉強漬けの毎日が始まった。 学校では 放課後図書室で 勉強。 が、勉強の仕方がわからなかったので 順位が3位以内に入るスーパー頭脳友達 (学区内で一番偏差値高い高校を狙う奴) と友達になり 勉強の いろは を教えてもらった! アタシは本気と書いてマジだった! 勉強みっちり→次の日わからないとこを書き出し先生に教えてもらうか、 スーパー頭脳友に聞いた。 でも 順位はあまりかわらなかった… しかし、 諦めず 自分の部屋に 『○○高校に入る!』 『絶対できる!』 『○○点目指す!』 など壁紙がうまる程 紙をはった! (紙で嫌なこと思い出しちった!くそ~!)
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