107人が本棚に入れています
本棚に追加
もうアリスも"青年"と呼べる時期は過ぎてしまい、今王座に腰を下ろすのはダンディな女王様。
あ、この国は"女王様"が必要だから性別なんて関係ない。
ロイ「なぁ…チェシャ」
リンク「はい、なんでございましょう?」
女王のお気に入りグラスに赤葡萄ワインを注ぎながら、チェシャ猫は軽く答えた。
ロイ「俺はお前たちのように不死の体ではないのか?せっかく前の世界から抜けてきたのに俺は確実に歳をとりあと50年も生きれるか分からない何故?死んだらどこに行くんだ美貌は何故霞んでいく?この世界に天国なんてあるのか?分からない、分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない…あ」
女王はチェシャ猫から渡されたグラス、それを誤って取り落としてしまった。
小さな音をたてて、グラスは粉々に砕ける。あぁ、これで何回目だろう。
リンク「クスッ…、ではまた新しいグラスを調達いたしましょう」
リンク「三番目アリスは 幼い子ぉ
綺麗な姿で 不思議の国ぃ
いろんな人を 惑わせて
おかしな国を 作り上げた♪
そんなアリスは 国の女王ぉ
歪(いびつ)な夢に 取り付かれて
朽ちゆく体に 怯えながらぁ
国の頂点に 君臨する♪」
チリーン
森の小道を 辿ったり
-すごい!血でパリパリよ-
薔薇の木の下で お茶会
-風の旋律が美しいね-
お城からの 招待状は
-ハ ー ト の トラン プ-
.
最初のコメントを投稿しよう!