女っぷり見せまっせ

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「今更なんですけど、このサークルって何のサークルなんですか?」 「えっ? 2人から聞いてないの?」 「はい」 先輩の肩まで伸びた髪の毛が左右にぶわりと広がり、目がおもいっきりギラーンと光ったように見えた後、華麗にジャンプし跳び蹴りがぁぁぁ!! ズコーン!! とととと……跳び蹴りが…… 俺と風汰は部屋の角に倒れ込んだ。 「ぶっ!!」 だだだだだだ誰っ! おもいっきり吹いたよね? ヒメちゃん? ヒメちゃんは明らかに口を手で抑えて目を逸らしてる。 「ヒメちゃん笑ったでしょ?」 俺が立ち上がろうとし、半笑いで言うとヒメちゃんが手で抑えてる隙間からにやりと笑った口元が見えた。
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