幼なじみに会いたい

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「やったぁー!! 良かった」 受験した大学が受かって喜ぶ俺、棗 里久(ナツメ リク)はどうしてもこの大学に入りたかった。 別に、この大学は偏差値が高いわけでも無い。 有名な訳でもない。 就職に有利かは不明だが、どうしてもこの大学に入学したい理由が俺にはある。 大学があるとくに賑やかな訳でもないこの街は小学生まで住んでいた。 だけど、親父の転勤で違う都会の街へ引越ししなければならなかった。 小さい頃からずっと大好きだったお隣さんで一つ年下、近所で可愛いと人気のヒメちゃん。 引越しする時に2人して大泣きして別れたのが忘れられず俺はこの街に戻って来た。  
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