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あの時は、お互い好き同士だったのに、親父の転勤せいで引き離されてしまった。
どんなに可愛い女の子と付き合っても、どんなに俺の事を好きになってくれる女の子と付き合っても、俺の中に居るヒメちゃんが忘れられずにいた。
笑顔が可愛くて、目がくりくりしてて、ふわふわして、皆の人気者だったヒメちゃん……
どうしても俺の中で薄れていく事はなかくはっきりと存在していた。
ここに来ればまた絶対会える。
そう思ってこの大学を受けることを決意したんだ。
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