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「ねぇ……ヒメっ! 私達可愛いってぇ」
っ…ヒメ?
人を掻き分けて風汰の後に来るとそう呼んでる声が聞こえた。
「この人達、割とかっこいいし着いてっちゃおよ!」
「本当に?! おいでよ! 大歓迎だからっ」
風汰が調子にのってにこにこしている。
俺は少し呆れながら
風汰の後で黙っていた。
「ねぇヒメ、私こっちの身長が大きい人が気に入ったから一緒に行こうよ」
やっぱり……ヒメって……
「まぢで? 俺の事気に入ってくれたの? そっちの後に居る子、ヒメちゃん? だっけ友達と一緒にどうよ?
こっちのちびっこい奴、身長は俺より低いけど純粋で可愛い奴だから……
て君、ヒメちゃんって言うの?」
風汰の後から乗り出して見てみると、風汰と話をしていた黒髪の女の子の後には、ふわふわとして凄く綺麗な茶色の髪の毛の女の子がふてぶてしく立っていた。
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