幼なじみに会いたい

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風汰が驚いた顔をしながら指を指すと綺麗な顔を崩すかのように睨んで来た。 「人を指差すのやめて下さい」 「あっ……とっ、ごめん」 周りが凍り付くように冷たい言葉に風汰は苦笑いをしながら「この子はお前が探してるヒメちゃんじゃないだろーね」 とぼそりと言った。 でも…… 凄く面影が…… 「あっ!! ごめんごめん名乗り忘れてた! 俺、時任 風汰! こっちのちびっこいのが棗 里久!」 「なつめ りく?」 後に居た女の子が急に黒髪の子の前に出て来て乗り出していた俺に近付いて来た。 ってか近い近いっ!! 凄い接近をして顔をじろじろと見始めた。 そんな綺麗な顔が近づいて来たら緊張するからやめてくれよ。
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