神様からのプレゼント

6/8
前へ
/35ページ
次へ
  『美味しい………。』     久し振りにそう思った。 その後も彼はゆっくり、少しずつ私にお粥を食べさせてくれた。   結局私は、彼が作ってくれたお粥をキレイに全部食べてしまった。       『真海ちゃんは昔から、どんなに具合が悪くても、玉子粥だけはちゃんと食べれたもんね♪良かった。』       この男の子は…本当にナイトなの?     『…………どうして?』     漠然とした私の問いに、彼は優しくニコッと笑って答えてくれる。     『真海ちゃんはずっと僕を探してくれてただろ?こんなに痩せちゃって…ホントに僕が居ないと駄目だね(笑)』     本当に…本当にナイト? 夢なのかな………? あぁ…夢でもいい…私のナイト。   ずっとずっと会いたかった 私のナイト………。    
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加