序章『存在意義』

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やっとあいつがいなくなったか。 ほっとひと安心をした瞬間に私は頭かぼーっとなり立つ事が辛くなる。 『眠気』 私はその眠気に負け、その場に横たわった。 私の体がゆっくりと沈んでいくが途中で止まる。 気持ちいい。 『雲』か。 雲は柔らかいのだな。 雲は安心するのだな。 私をやっと満足させてくれ安心する物。 それは最初から私の足元にあった雲だった。 安心からか直ぐに私は誘われるがままに目を閉じ夢の中へと落ちていった。
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