序章『存在意義』

5/11
1586人が本棚に入れています
本棚に追加
/386ページ
やっとあいつがいなくなったか。 ほっとひと安心をした瞬間に私は頭かぼーっとなり立つ事が辛くなる。 『眠気』 私はその眠気に負け、その場に横たわった。 私の体がゆっくりと沈んでいくが途中で止まる。 気持ちいい。 『雲』か。 雲は柔らかいのだな。 雲は安心するのだな。 私をやっと満足させてくれ安心する物。 それは最初から私の足元にあった雲だった。 安心からか直ぐに私は誘われるがままに目を閉じ夢の中へと落ちていった。
/386ページ

最初のコメントを投稿しよう!