序章『存在意義』

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次に目を開けた瞬間私は何処にいるのかと不安を覚えたが答えは返ってこないのでその思考を無視し、体を雲から起きあがらせる。 またあの鬱陶しい太陽が私を小馬鹿にしてくる。 寝る前と何も変わらない太陽に風景。 何処に行っても変わらないのか? 寝る前と同じように疑問が浮かぶが今度は答えが出てこない。 『分からない』 今の私にとってこれは新しい発見だ。 そうか、私にも分からない事はあるのだな。 そう考えた瞬間、頬が上がり顔がにやけてしまった。 答えが知りたい。 知るためには…捜すしかないのか。 ふふ 面白い。 嬉しくなった私はその答えを見つける為に歩き出した。
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