Ti Amo

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夕暮れ時、私は二人のメイドに身支度を手伝ってもらいながら鳥籠に目をやる。 今夜、上海の上流階級の人達を集めたパーティがある。 私は李さんと、仕事の都合で少し遅れてやってくる父と参加する。 もちろん彼も・・・彼の奥様も・・・ 前座に上海雑技団、それに遠く日本からのゲストEXILEがやってくる。 歌う曲は“Ti Amo“・・・ 「お嬢様、李様がお見えになりました」 ドレスを持ち、私はベッドに向かって声に出さないまま、「愛してる」と呟いた。 EXILE “Ti Amo“
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