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初めて入学した小学校。
金持ち校ではあったが雪羽とっては、小学校に通ったあの3年間が普通だった。
しかし、4年生になった初日に事故に合い、半年間入院した。
その入院中
雪羽の母は、家庭教師を雇い雪羽に大学レベルまでを叩き込むように教えさせた。
雪羽は賢い子供であったから、理解するのが早く、10歳になる子供とは到底思えなかった。
家庭教師も、其処らの人材では教えられる範囲を超えた。
桜月財閥の力で大学の教授を雇って、ひたすら雪羽に勉強をさせた。
教授が連れてきた知人は雪羽の才能に惚れ込んだ。
その知人は博士であった。
博士は教授の代わりに、雪羽に勉強を教えてくれた。
病院では豪華な個室になっていたので、雪羽は隔離されながら教えられていたと言っても過言ではない。
退院し、親の都合ということで外国に暮らした。
そこで飛び級し、2年足らずで卒業した。
卒業して直ぐに戻って来たが、学校には通わず仕事を手伝うようになり、母親の我が儘を押し付けられた。
…雪羽は普通な人生を9年しか過ごせなかった。
「全ての発端は母で父はその手助けをする…」
父の手助けは大胆だ。
大学の教授を有無を言わさずに連れてきたり、外国の某有名大学に雪羽を勧誘したり…。
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