日常

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雛「う~~んッ! いい天気だよねぇ、 昨日の雨が嘘みたい。」 順「そうだったなぁ、季節の変わり目だしな、 そういや俺達が二年生になってからもう2ヶ月か、早いなぁ…」 雛「そうだよね、いつの間にか桜も枯れて、今月から6月、夏服に衣替えもしちゃったし… そして、今じゃジュンくんと二人暮らしだもん。」 順「そうなんだよなぁ…、そこが問題なんだよ! あの二人いっつも急だし。 だいたい年頃の男女二人をのこしてでていくかねぇ、」 雛「大丈夫! 私はジュンくんとなら何時でもいいよ!」 順「はぁ~…」 何がどう大丈夫なのだろうかとおもう。 そう、思い返せば虚しくなる昨日の晩… =====昨夜===== 順「はぁ? 海外支部?」 尚「そうなんだよ! なんでも会社で海外に新しく事業部ができるらしくて臨時スタッフとして半年間、海外さ! 幸い父さん語が話せるし、教育係りも任されちゃったんだ!父さんの実力も認められたのかなぁ! ハッハッハぁ!」 順「だから、帰りが早かったのか?」 亜「そうよ、なんでも「誰も頼れないんだ、君にしか任せられない」って言われるくらいなんだからぁ」 順(要は面倒事を押し付けられたんだろな、気付いてなさそうだが…) 雛「おめでとうございます、おじさん‼」 尚「ありがとう、雛ちゃん、 まぁ、そういうことになったから、明日から順文は雛ちゃんと二人で頑張って暮らすんだぞ!」 順・雛「へっ?」 亜「お母さんね、お父さんと一緒にいくのこの人独りじゃ頼りないから…」 順「ちゃんと、まっ、明日出発!? 本気で!?」 尚「あぁ、厳密には今晩からだ、 まぁ、年頃の男女なんだ、別に間違いがあろうが親公認だ! 間違いとは思わない。雛ちゃんを幸せにしろよ!」 亜「そうよ、【親公認】なのだから、 二人がどうなっても許してあげるんだから、 雛ちゃん、順文をよろしくお願いね。」 雛「はい、わ、わかりました?」 困惑する雛の手を取る 亜「そうね、帰って来た頃には孫ができちゃってるかも、そうしたら私達、おばあちゃんね!」 尚「あぁ、今の内に孫の名前考えないと…」 雛「アハハ…」 直も手を取られ困惑する雛菊、 順「……、」 さすがの雛もあの時は困惑していた。 父・母「じゃあな(ね)! 頑張るんだぞ(てね)!」 順(何をだよッ!) バタン、 そうして、二人は出てった…、
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