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小人が右手が光輝き、それに呼応するかの様に俺の周りの陣も光輝く
くっ…!眩しくて目が開けてられん
瞬間、まぶたの裏からでも分かる強烈な光が硝子が割れる様な音と共に収束する
「……馬鹿な」
小人の唖然とした声に目を開けて見ると、周りにあった陣が消えている
「…跳ね返されただと?あり得ん…人間が私の術を跳ね返すなど」
「お、おい…どうなったんだ?」
「私の術を跳ね返せるのは大魔導でも存在しない。ほんの一部、それこそ元老院の者しか…」
どうやら、俺の声が聞こえてないらしい。余程の事がおきたらしい
「まずい事になった…すぐに戻らねば。…おい貴様!」
「な、なんだ?」
「私と出会った事は他言するな。そして決して外に出るな!…死にたくなければな」
「死ぬ!?ちょっと待て、どういう事だ!大体、お前はなんの生き物だ!?」
俺はまくし立てたが、小人は既に俺の目の前から姿を消していた
「…おいおい」
これはなんのファンタジーだ…
……冗談じゃないぜ
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