現実主義者と非現実な存在

7/12
前へ
/20ページ
次へ
非現実の夜が終わり、 次の日の朝 俺は学校に来ていた “あれ”は「死にたくなければ外に出るな」とか言っていたが、関係ない 存在が非常識なやつの言うことなど信じない それが俺の信条であり、信念だ 「フーちゃん。1人でなにブツブツ言ってるの?」 一つ前の席に座っている工藤はまるで変な奴でも見る様に言う しまった。口に出していたか… 「あのさ工藤、お前………なんでもない」 危うく、スーツ着た小人みたいな生き物見た事ある?と聞きそうになった 馬鹿か、俺は。昨日のせいで電波になりかけている 「なに?言ってよ」 「言わない」 普段、散々馬鹿にしているオカルト的ファンタジー的存在を見ました。なんて言えるわけがない 「……変なフーちゃん」 「変じゃない。フーちゃんって呼ぶなって言ってんだろ」 今日は変な奴等連れて来るなよ。もう変な奴はしばらく見たくない ……今思えば、この時点で全力で家に帰っておくべきだったのだ。俺はこの時、自分に降りかかる非現実を察知してはいなかった .
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加