一人目

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そして私は目覚ましをいつもより1時間半早くセットし5時起きした まだ眠たい目をこすりながら台所へ向かった お母さんは先に起きていたが、黙々とお父さんの弁当を作っている 「おはよー」 私が声をかけると 「あら、おはよ」 とこんな朝早いのに お母さんは眠たい顔なんか見せず昼間と変わらなかった そんな母の横に立ち 弁当作りを始めた お父さんが少しすると起きてきて私が弁当を作っているのを見るなり 「おっ!!旨そうだな!お父さんに愛娘弁当かぁ?」 っと笑って言った するとお母さんは 口を開き 「お父さん!!冗談は止めなさい。あなたの、お弁当はほらこれ。」 「ヘェーイ!ありがとさん。」と、お母さんが愛情込めて作ったお弁当を持ち私の作っている卵焼きに目をやっていると、そこで一喝お母さんから… 「あなた、グズグズしてると朝礼間に合いませんよ」っと言われ 準備に取りかかり出かける父 そして私も作り終わり制服に着替え啓也のお弁当、私の一緒に食べるお弁当を抱え出掛けた
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