あとがき

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「無駄に一途だし」 「無駄言うなっ」 私は少しずつ近付いているのに、詠二はまだ立ち止まってる。 「サトミちゃんには、何年片想いしてたんだっけ?」 「…………5年」 急に動かれたら、怖いかもしれない。 でも、立ち止まったままじゃ、どうしようもないでしょ? 私は、これ以上は近づけない。 「5年、か。じゃあ、あと1年頑張る?」 「お前は悪魔か??」 「失礼ね」 「俺をイジメて楽しんでるやろ?」 「今更じゃない?ソレ」 少し位の強引さは、必要だと言ってるのよ? 「なぁ」 「んー?」 小さく欠伸をする私の隣に、詠二が座ったから、 「今って、確率どの位なん?」 「確率??」 「七香が、俺を好きになってくれる、確率」 「あぁ」 そのまま、肩に頭を乗せる。 何もしない事を解ってるから近づける距離。 「確率、ねぇ?って言っても、誰かさん動かないから」 「動きたくても動けないんデス」 何かをされたとしても、大丈夫な気がするから近づける距離。 「……詠二次第だと思うけど、ね?」 「俺次第?」 「とりあえずは、……うん」 ねぇ? 本当に詠二次第なんだよ?? 「50%以上100%未満」 私は、ここまでが限界。 だから、詠二が動いてくれなきゃ、何も変わらない。 「……っし、解った!明日から覚悟せぇよ!自分っ」 「ん?頑張れー」 案外、100%まであと少し、かもよ? [終わり]
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