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「ふぅ。もう変な目で見られたじゃん。嫌われたらどうすんのよ。」
自分と交代の夜勤の店員や店内に居る客に聞こえないようにボソボソと小鳩に言った。
「もう朝からカリカリしない。カルシウムちゃんと採ってんの。まぁいいわ。それより今日は楽さしてあげる。」
「へ?何言って・・・きゃっ」
加奈美が言い終わる前に小鳩はスルリと加奈美の体に入り込み、加奈美の意識を奪っていった。
「ん?加奈美ちゃん来てたんだ。ところでさっき悲鳴聞こえたけどどうしたの?」
加奈美の悲鳴を聞きつけレジで作業していた夜勤の店員がひょっこり顔を出してきた。
「ううん。何でもないわ。ちょっとつまづいただけ。それより交代よ。お疲れ様でした~。」
と加奈美は交代するよう促した。
「な・・・なんか今日は雰囲気違うね。」
「そ~ぉう?気のせいじゃな~い。それよりあんたはお呼びじゃないの。さっさと帰んなさいな。お疲れ様~」
夜勤の店員はムッとしながらも何かおかしいと首を傾げながら着替えをすべく裏へ行こうとした。
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