共同作業

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店内はきまづい空気のまま時が過ぎていった。 時は昼飯時、昼ご飯を買いにくる客でレジが混んでいた。 豊田と加奈美はどんどんレジを通していき、やっと客足が少なくなってきた。 「加奈美ちゃんもう一人でこなせそうだから先に昼休憩行ってきなよ。」 豊田は顔には出していないがまだ怒ってるに違いない。 きまづいまま加奈美はトボトボと昼休憩に入った。 休憩室に入り、大きな溜め息をついた。 「もうあんたのせいだからね。絶対嫌われたし。最低。」 半泣きでうなだれる加奈美。 「いつも強気なのに好きな男子の前では乙女になっちゃうのね。分かるわ~。よし仕方ない。私、一肌脱ぐわ。」 「何が仕方ないよ!あんたのせいでこんな事なったのに何上からモノ言ってんのよ!!」 鼻息が荒くなっている加奈美をまぁまぁと落ち着かせるように言いながら小鳩はまたスルリと加奈美の体に入った。 「さて、どうしようかしら」
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