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加奈美が叫んだが次の瞬間には目の前に居たはずの小鳩が消えていた。
部屋中、目をさまよわせ、ある一点で加奈美の目が止まる。
目線の先には自分の好きな男が写っている写真を手にした小鳩がいた。
「ふ~ん。こうゆう男がタイプなんだ~。ナヨナヨしてそう。付き合っても頼りにならないんじゃない?ところで付き合ってんの?」
小鳩は顔は笑っていたがなんとなく目だけが一瞬笑っていなったのは加奈美は気づかなかった。
「あんたがナヨナヨとか頼りないとか言うな。この人は優しくて良く仕事手伝ってくれたりしてくれるんだからそんな簡単に付き合えたら悩むか~」
と加奈美は勢いで付き合ってない事を自白。
ハッとして口を押さえたが時既に遅し。
小鳩はニヤニヤとそれは面白い事を思いついたと言わんばかりに
「まぁでも取り憑いちゃったお礼にその男と付き合えるように手助けしてあげる。んふっ」
「いらないいらないぃ~。つか何企んでんのよ。」
小鳩はもはや何も耳に入ってこなかった。
ただ面白い事を考えて・・・
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